
マルタ・アルゲリッチ(Martha Argerich)
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マリア・マルタ・アルゲリッチ(Maria Martha Argerich スペイン語発音: [ˈmaɾta aɾxeˈɾitʃ], カタルーニャ語発音: [əɾʒəˈɾik]、1941年6月5日 - )は、アルゼンチン・ブエノスアイレス出身のピアニスト。2026年現在もなお、世界のクラシック音楽界で高い評価を受けているピアニストの一人である。 名前 Argerichの読み方については、「アルゲリッチ」が普通であるが、アルゲリッチの母国であるアルゼンチンがスペイン語を公用語としていることから、その読み方で「アルヘリッチ」、「アルヘリチ」などとも表記される。また、日本ではドイツ語読みで「アルゲリッヒ」「アルゲリヒ」と表記されていた時期もある。アルゲリッチ自身は来日時のインタビューで「どちらの呼び方が正しいのかよく聞かれるが、自分の先祖はスペインのカタルーニャ地方出身で、カタルーニャ語の読み方では『アルジェリック』になる。しかし、自分としては『アルゲリッチ』が気に入っているので、これに決めている」という主旨の発言をしている。映画『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』では、三女のステファニーが自らの苗字をアルゲリッシュと発音している。 アルゲリッチという苗字は珍しく、バルセロナに一族がいると言われるほか、クロアチアのアルゲリチという村にルーツがあるとの説もある。 来歴 ブエノスアイレスの中産階級家庭に生まれた。父フアン・マヌエル・アルゲリッチは経済学教授や会計士を務め、その祖先は18世紀にカタルーニャ地方からアルゼンチンへ移住している。母フアニータ(旧姓ヘラー)は、ベラルーシからのユダヤ系移民の2世であるが、ユダヤ教からプロテスタントに改宗していた。 保育園時代に同じ組の男の子から「どうせピアノは弾けないよね」と挑発された際、やすやすと弾きこなしたことがきっかけで才能を見出され、2歳8ヶ月からピアノを弾き始める。5歳の時にアルゼンチンの名教師ヴィンチェンツォ・スカラムッツァ にピアノを学び始める。 1949年(8歳)、公開の場でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番ハ長調作品15を演奏した。翌1950年(9歳)にはモーツァルトのピアノ協奏曲ニ短調K466とバッハのフランス組曲ト長調BWV816を演奏した。