시티 팝
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シティ・ポップ(City Pop)は、1970年代後半から1980年代にかけて日本で制作され流行した、ニューミュージックの中でも欧米の音楽の影響を受け洋楽志向の都会的に洗練されたメロディや歌詞を持つポピュラー音楽のジャンル。シティ・ポップ(シティ・ミュージック)の主要なアーティストの多くがシンガーソングライターである。 概要 ロックとフォークの日本版ハイブリッドといえるニューミュージックを母胎とする点で、シティ・ポップは洋楽(特にアメリカ音楽)の日本独自なアレンジという側面を持つ。決まったスタイルのサウンドは無く、「明確な定義は無い」「定義は曖昧」「ジャンルよりもムードを指す」とされることもある。シティ・ポップにおける大事な要素としては、「都会的」で「洗練された」音楽であるという点が挙げられる。また、シンセサイザーなどのデジタル音楽機器を多用していた点も典型的な要素であり、専ら日本語で歌われていた点も主な特徴である。 「シティ・ポップ」は商業使用のために後付けされた用語であり、制作過程ではシティ・ポップを想定していない場合もあるため、当時のミュージシャンの制作意図などを説明する場合には用語の使用に注意が必要である。 歴史 1970年代 1976年発売のテリー・メルチャーのセカンド・アルバム『ロイヤル・フラッシュ』の宣伝のキャッチ・フレーズに「芳醇な〈メキシカン・カントリー・ハリウッド〉シティ・ポップ!!」とあり、日本のレコード会社が都会的な雰囲気のある国内外の曲やアルバムを紹介する宣伝文句として「シティ・ポップ」という語を使いはじめた。特にミュージック・マガジンは頻繁に宣伝用ページでこのフレーズを用いており、このフレーズが用いられた作品としてデヴィッド・キャシディ『恋の大通り』、エリック・カルメン『サンライズ』、ダリル・ホール&ジョン・オーツ『裏通りの魔女』、ヴィッキー・スー・ロビンソン『鏡の中の妖精』、イアン・ミッチェルバンド『青春の誓い』などがある。 また、1977年5月25日にリリースした日暮しのシングル『オレンジ色の電車』の広告文句に「シティ・ポップス」という語が使われている。また、同年10月25日にリリースされた惣領智子のアルバムの帯にも「シティ・ポップス期待のシンガー」の惹句が使われている。 1977年7月には、音楽雑誌『レコード芸術』の記事で、吉田美奈子、来生たかお、山下達郎、深町純グループ、四人囃子、大橋純子(美乃家セントラル・ステイション)らを「シティ・ポップス」の音楽家として紹介する記事があり、一音楽ジャンルを指す名称として「シティ・ポップ(ス)」という語が使われはじめたことが確認できる。