宗教2世
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宗教2世(しゅうきょうにせい)とは、家族(両親など)が宗教を信仰している家庭で生まれ育ち、家族(両親など)の意思で幼い頃から宗教に入信させられている人達のことを指す。「2世信者」とも呼ばれる。 宗教2世を巡っては様々な問題が表面化しており、それらは「宗教2世問題」と呼ばれる。こうした問題はカルトに限らない。 概要 宗教学者の塚田穂高は、日本の総人口は約1億2千万人であり、そのうち宗教に対して自覚的な信仰を持つ人は1割から3割といわれることから、日本国内で「宗教2世」は少なくとも数百万人は存在すると推測している。 宗教2世の人の中には、親の信仰心による多額の献金などにより、家庭が経済的に困窮したり、親が宗教活動にのめり込んで数か月姿を消したことによるネグレクト(育児放棄)を受けて苦しんでいる人がいることが当事者などによる証言で明らかになっている。また、親により意思表示ができない幼い子供(赤ちゃん)の頃から特定の宗教に入信させられるなど、親から特定の宗教の非常識な教義を押し付けられて苦しんでいる。その実例としては、「テレビの視聴を禁止する」、「漫画を読むことを禁止する」、「友人の誕生日会への参加を禁止する」、「異性との自由な恋愛を禁止する」、「他宗教の寺院や神社などに参拝することを禁止する」、「クリスマスなどの他宗教の行事に参加することを禁止する」などの「親が子供の日常生活を極端に制限する」などの事例が挙げられる。 宗教2世の中には、布教活動などにより、大学への進学や会社への就職などを妨げられたケースや、教祖が命名した珍しい名前を一生背負っているケース、教祖の血が入っているとされているワインを無理矢理飲まされたケース、手術時における輸血の受け入れを拒否したケースなどもある。 また、その宗教団体から脱会できたとしても、親と縁を切ることになるため、保証人などが求められる就職や住まいの転居などの面で支障が出ることも多いことから、やむを得ず、表面上だけ信仰を続けている2世信者もいる。 2024年(令和6年)4月にこども家庭庁が児童相談所や教育機関などを対象として実施した実態調査では児童相談所への宗教虐待に関する相談は2022年(令和4年)4月からの1年半で47件、救命救急センターでの宗教的理由による輸血拒否は2023年(令和5年)9月までの3年間で20件、それぞれあったことが報告された。