
ガラスの仮面
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『ガラスの仮面』(ガラスのかめん)は、美内すずえによる日本の少女漫画作品。略称は「ガラかめ」。1975年から連載が始まり、長期休載を何度も挟みながら「未完」の大ベストセラーで白泉社を代表する漫画作品の一つである(2024年5月現在)。2021年3月時点で累計発行部数は5000万部を記録している。 概要 連載の変遷 「ガラスの仮面」は隔週誌『花とゆめ』(白泉社)に1975年12月5日発売の1976年1号から半世紀以上連載されている。長期連載となった本作だが、美内によれば、2巻程度で終わらせる構想であった。 1982年頃(劇中劇「ふたりの王女」の前後)より、雑誌版から単行本にする際に大幅な改稿を行なうようになった。単行本の巻末にも雑誌掲載原稿を改稿した旨記載されているが、特に単行本38巻以降は、雑誌版原稿を使用せず、全面改稿されている。実際に、1989年以降『花とゆめ』誌に掲載されたストーリーの大部分が単行本に収録されず(いわゆる未刊行部分)、単行本版・『花とゆめ』連載版・短期集中連載及びプラチナ増刊版という、3種類のストーリーが展開されるようになった。 1995年から翌年まで二年の長期休載を経て、1997年の1997年20号、連載351回をもって『花とゆめ』における連載は事実上終了した。1998年に1989年11号までの内容で構成された41巻が、2004年12月16日に完全書き下ろしで42巻が発売された。 そして、2008年7月26日発売の月刊誌『別冊花とゆめ』9月号より、コミックス42巻の続きから連載が再開された。1970年代に始まった作品であるためいわゆる「黒電話」しか描かれることがなかったが、時代背景の変化により42巻で初めて携帯電話が登場した。普遍的な作品となることを目指しモチーフなどに同時代性を持たせないようにしていた美内には葛藤があったという。また、『別冊花とゆめ』再連載以降には、『花とゆめ』連載版の未刊行部分の内容が再構成されて登場している。 2012年5月26日発売の月刊誌『別冊花とゆめ(略称:別花)』7月号にて連載を中断。その際別花誌面では「コミックス発行準備」と告知され、当初の予定から多少の遅れは発生したもののコミックス49巻を2012年10月5日に発売。翌春にはその続きとなるコミックス50巻の発売予定を白泉社公式サイトにて発表したが二転三転し、「発売延期」が発表されたままとなっている。