
ヴィルヘルム・ブッシュ(Wilhelm Busch)
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ハインリヒ・クリスチャン・ヴィルヘルム・ブッシュ(Heinrich Christian Wilhelm Busch、1832年4月14日-1908年1月9日)、通称ヴィルヘルム・ブッシュはドイツのハノーファー近郊ヴィーデンザール生まれの風刺画家、画家、詩人である。風刺的な絵本で広く知られ、現代も読み継がれている。デュッセルドルフ、アントウェルペン、ミュンヘンで工学、芸術を学んだ後、風刺画を描き始め、挿し絵、タブローも手がけた。日本語訳書には「ウィルヘルム・ブッシュ」の表記がある。 1865年に出版された初期の絵本『マックスとモーリッツ』は大きな成功を収めた。『マックスとモーリッツ』やその後の作品は、近代のコミック・ストリップの先駆けの一つと見なされている。ドイツの文学と芸術の深い知識にユーモアが濃い民話の比喩を織り込み、うわべだけ敬虔ぶる同時代人の態度やカトリック中心主義、ペリシテ主義、宗教家の唱える道徳や偏見、道徳心の高ぶりを風刺した。 ブッシュは、絵本と同じスタイルで多くの詩も書き残した。さらに1000点を超える油彩画を描いたが1908年に死去するまで全く売れていない。彫刻も制作した。熟練の絵画制作と韻文は、後世の漫画家や同じ国の多くの詩人に深い影響を与え、中でも注目すべき影響は『マックスとモーリッツ』から発想を得た新聞漫画カッツェンジャマー・キッズシリーズ(ルドルフ・ダークス)をあげることができる。 ブッシュの遺風はヴィルヘルム ・ブッシュ美術館とその顕彰制度ヴィルヘルム・ブッシュ賞によって保たれている。2007年にはドイツ全土で生誕175周年の祝賀や記念行事を見ることができた。 博物館 ブッシュの作品は、ヘレンハウゼン王宮庭園の一角を占める州立公園ゲオルゲンガルテンに立つヴィルヘルム・ブッシュ美術館が収蔵し展覧できる。 主な著作 日本語訳 『マックスとモーリッツ』の関連書誌 Busch, Wilhelm、ほか、塩谷 太郎、西 義之、石丸 静雄、植田 敏郎「マクスとモーリッツ」 16 ドイツ古典編 ; 3、講談社〈少年少女新世界文学全集〉、1965年。 NCID BA62249442。 ウィルヘルム・ブッシュ「マクスとモリッツ」『母の友』11月(186)、福音館書店、東京、1968年11月、86-91頁。 Busch, Wilhelm、大槻 真一郎、下田 悌二郎『マックスとモーリッツ : 悪童物語7篇』文林書院、1968年。 NCID BA72279461。 Busch, Wilhelm、渋谷 新次郎、小柳津 要人『WAMPAKU MONOGATARI』(複刻版)ほるぷ出版〈複刻絵本絵ばなし集〉、1978年。 NCID BN14993505。 Busch, Wilhelm (1982).