
蔡英文(Tsai Ing-wen)
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蔡 英文(さい えいぶん、ツァイ インウェン、繁: 蔡 英文、英: Tsai Ing-wen、1956年〈民国45年〉8月31日 - )は、中華民国(台湾)の政治家、法学博士(LSE)。第7代中華民国総統(第14・15期)。民主進歩党主席(第12・13・15・16・17代)、行政院副院長(副首相)を歴任した。 総統として率いた蔡英文政権の評価は国内外問わず高く、台湾現代史における最も偉大な総統の一人と称されることもある。 来歴 生い立ち 1956年8月31日、台北市中山区の馬偕紀念医院で生まれる。 蔡英文の父・蔡潔生(1918 - 2006)は屏東県枋山郷楓港村の豪商。『商業周刊』の報道によれば、蔡潔生は4人の女性と家庭を持ち、英文の母は張金鳳(1924 - 2018)。子供は合わせて11人で英文は末子。 蔡英文の祖父は楓港村の客家の旧家で、祖母は獅子郷のパイワン族である。原住民の祖母、客家の父、そして河洛人の母と、歴代総統で最も多元的な出自を持つ。家系図によれば本来は「蔡瀛文」と命名されるはずであったが、「瀛」は画数が多いため、父親の潔生が「瀛(Îng)」に音が似る「英(Ing)」に換えて「蔡英文」とした。パイワン語名は「Tjuku」 。円という意味で、「太陽の情熱と力強さ、月の優しさと謙虚さ」を象徴しており、パイワン族の守護女神の娘の名前から取られたという。 蔡潔生は18歳の時に日本人に勧められ満洲国に渡り、満洲機械学校で飛行機修理を学んだ。太平洋戦争で日本が降伏したのちに台湾に戻り、創業して貨物運送所を開設する。台北市へ移って自動車整備工場を開設して輸入車整備業務に参入し、駐台米軍と外国人顧問の相手を専門にして事業を営み、1970年ごろに、60歳近くで不動産業、建築業及びホテルビジネスに参入する。中山区の中山北路と新生北路一帯に不動産を購入して富を得た。2011年12月下旬の中央選挙委員会の財産申請資料によれば、蔡英文は土地4か所、建物2か所、1805万新台湾ドルの預金などを所有している。 学歴 台北市私立双連幼稚園に通った後、1963年に台北市中山区長安国民小学に入学したが、1966年に学区の分割により台北市中山区吉林国民小学に転校した。1971年に台北市立北安国民中学を卒業し、1974年に台北市立中山女子高級中学を卒業した。 10人の兄と姉に法学を学んだ人がいなかったことから、父親から法学を学ぶことを勧められた。1978年に国立台湾大学法学部を卒業。1980年にアメリカのコーネル大学ロースクールで法学修士、1984年にイギリスのロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で法学博士を取得した。