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ナルゲス・モハンマーディ

ナルゲス・モハンマーディ(Narges Mohammadi)

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ナルゲス・モハンマーディまたはナルゲス・モハンマディ(ペルシア語: نرگس محمدی, 1972年4月21日 - )は、イラン・イスラム共和国の科学者で人権活動家である。2023年、獄中にあってノーベル平和賞に選出された。イラン人のノーベル平和賞受賞はシーリーン・エバーディー(2003年)以来二人目で、共に活動してきた。 人物・経歴 イラン北西部のザンジャーン出身で、郷里に近いガズヴィーンにあるイマーム・ホメイニ大学で核物理学を専攻した。 少女時代の1979年に起きたイラン革命後、おじ、いとこが逮捕され、9歳の時、いとこが処刑されて母親の悲痛な叫びを目のあたりにしたことが、死刑廃止と女性の権利を訴える活動の原点となった。シーリーン・エバーディーが創設した人権擁護者センター(DHRC)の副代表を務める。 夫のタギ・ラフマニも人権活動家であり、男女の双子とともに亡命してフランスに滞在している。 2016年にイラン当局に拘束され「社会体制を脅かすプロパガンダ」を理由に禁錮16年を宣告されている。2020年には一時釈放されたが2022年に再び拘束され、エヴィーン刑務所に収監された。刑務所の独房に収監された経験は、後に出版する『白い拷問』の中にまとめられた(後述)。アムネスティ・インターナショナルから良心の囚人の一人に認定されている。 2022年秋に始まったイランの現体制への抗議運動に対しても、家族のInstagramを通じて支持を表明し、発端となったマフサ・アミニの死から1年の2023年9月16日には、象徴であるヘジャブに刑務所内で火をつけた。 2022年にはBBCが選ぶ100人の女性に選出された。 2026年3月24日、収監中の刑務所でベッドで白目をむき、意識を失った状態となっていることが発見され、心臓発作を起こした可能性が指摘されている。3月29日に弁護団や家族が刑務所でモハンマーディと面会したところ、健康状態が極めて悪化し、体重が著しく減っていたことが確認された。4月下旬には数日間にわたって血圧異常や激しい吐き気に襲われ、5月1日に2度失神するなど容体が悪化したため、収監されている北西部ザンジャーン州の刑務所から州内にある病院に緊急搬送された。5月10日、当局は健康状態が悪化したことを理由に刑の一時執行停止を認め、モハンマーディは治療のため首都テヘランに搬送された。 ノーベル平和賞 2023年にノルウェー・ノーベル委員会はモハンマーディに「イランにおける女性の弾圧に抵抗し、すべての人々の人権と自由を促進する戦いに対して」ノーベル平和賞を授与し、釈放を呼び掛けた。ノーベル委員会によると、イラン当局によって13回の拘束、5度の有罪判決を受け、量刑は合計で禁錮31年、鞭打ち154回に及ぶ。

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