
マルティアリス(Martial)
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マルクス・ウァレリウス・マルティアリス(マールティアーリス、Mārcus Valerius Mārtiālis, 英: Martial, 38年~41年3月1日 - 101年~104年)はヒスパニア(イベリア半島)のアウグスタ・ビルビリス(現カラタユー)出身のラテン語詩人。古代ローマ皇帝ドミティアヌス、ネルウァ、トラヤヌスの統治期間にあたる西暦86年から103年の間に発表された12巻のエピグラム(エピグラムマタ、警句)の本で知られている。これら短くウィットに満ちた詩の中で、マルティアリスは町の生活や知人たちのスキャンダラスな行動を明るく風刺し、地方の教育をロマンティックに描いた。マルティアリスは全部で1561篇の詩を書き、そのうち1235篇はエレゲイオンの形式を使っている。マルティアリスは今日のエピグラムの始祖と見なされている。 マルティアリスのエピグラム マルティアリスの鋭敏な好奇心と観察力はそのエピグラムで明らかである。マルティアリスのエピグラムに対する変わらぬ文学的関心は、文学的な質の高さと同じくらい、その時代の人々の生活の生き生きした描写に起因する。マルティアリスのエピグラムは、マルティアリス自身が関わったこととともに、帝政ローマ期の日常生活の光景と残忍さをありありとよみがえらせる。次のエピグラムはローマ市の生活環境を描いたものである。 At mihi cella datur, non tota clusa fenestra, In qua nec Boreas ipse manere velit. -- 第7巻14(5〜6行)。大意「私は窓も閉まらない小さな家に住んでいる。ボレアス(北風)だってこんなところに住みたいとは思わないだろう」。 Jo-Ann Sheltonはこんなことを書いている。「古代の都市では火事は日常的な脅威であった。なぜなら当時は、建築材料に木が使われるのが一般的で、人々も焚き火やオイルランプを使用することが多かったからである。しかし、一部の人々は保険金を得るために自分の家に放火した可能性がある」。マルティアリスの次のエピグラムはそれを告発したものである。 Empta domus fuerat tibi, Tongiliane, ducentis: Abstulit hanc nimium casus in urbe frequens. Conlatum est deciens. Rogo, non potes ipse videri Incendisse tuam, Tongiliane, domum?
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