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レ・ヴァンピール 吸血ギャング団

レ・ヴァンピール 吸血ギャング団(Les Vampires)

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『レ・ヴァンピール 吸血ギャング団』(レ・ヴァンピール きゅうけつギャングだん、仏: Les Vampires)とは、1915年から1916年にかけて公開されたフランスのサイレント連続活劇である。監督はルイ・フイヤード。出演はミュジドラ、エデュアール・マテ、 マルセル・レベスク。「レ・ヴァンピール(吸血鬼)」と呼ばれるギャング団を追跡する新聞記者の活躍を描く。全10話、トータルで7時間ほどある。製作と配給はゴーモン。様式の類似性から、フイヤードの他の犯罪もの『ファントマ』『ジュデックス』と本作は三部作とみなされている。日本では大正6年(1917年)に『ドラルー』(青年探偵の名前)という邦題で、全4篇14巻として公開されている。 前作『ファントマ』を成功させたフイヤードだったが、ライバル会社のパテに対抗すべく、大急ぎでかつ低予算でこの映画を製作した。脚本もほとんど出来ていない状態だった。公開すると、内容の不道徳性、他作品と比べて映画技術が劣っていることから批評家にはさんざん叩かれたが、戦時中の観客には大受けで、ミュジドラは一躍フランス映画界のスターとなった。後には、フリッツ・ラングやアルフレッド・ヒッチコック、さらにはルイス・ブニュエルに影響を与えた。 タイトル 全10話のタイトルは以下の通り(邦題は2008年に紀伊國屋書店にて発売されたDVDBOX クリティカル・エディションから)。 キャスト イルマ・ヴェップ(女盗賊); ミュジドラ - Irma VepはVampireのアナグラム。アルマ・ヴェップとも。 フィリップ・ゲランド(新聞記者); エデュアール・マテ マザメット(ゲランドの相棒); マルセル・レベスク 制作 犯罪ものの連続活劇は当時人気で、多数作られていた。フイヤードの前作『ファントマ』も大ヒットしていた。『レ・ヴァンピール』が作られるきっかけとなったのはライバル社パテの動向があったものと考えられている。パテはアメリカの連続活劇『拳骨』の映画化権を獲得していた。アメリカの活劇では、『ポーリンの危難』は『ファントマ』以降最大のヒットを飛ばしていた。 この映画に出てくる吸血ギャング団のアイディアは、1911年から1912年にかけてパリで暗躍したアナキスト犯罪集団ボノット・ギャングから採られたものと思われる。フイヤードは自分で台本も書いたが、ざっくりしたもので、俳優に設定だけ与えて細かいところは任せた。そのため整合性に欠ける部分がある。ただし、後半はしっかりした脚本を作った。

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