
クフ(Khufu)
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クフ(Khufu)、またはクヌム・クフ(Khnum-Khufu)は、古代エジプトの王。古王国前半(紀元前26世紀)のエジプト第4王朝を統治した。クフは第4王朝の第2代王であり、前王のスネフェルから王位を継承した。一般的に世界七不思議の一つ、ギザの大ピラミッドを建造させた人物であるとされているが、彼の治世に関する記録は少ない。 クフの姿を確認することができる完全な状態で残った肖像は、1903年にアビュドスにある後世の神殿遺跡から発見された3インチの大きさの象牙製の像が唯一の例である。他のレリーフと彫像は断片しか見つかっておらず、彼が建てた建造物の多くは失われている。ギーザにある彼のネクロポリスから発見された碑文と後世作られた文学作品から得られる情報がクフについて知られている全てである。 クフは後世の文学作品にも登場する。代表例としては第13王朝時代に作られたウェストカー・パピルスと呼ばれる文書にかかれた物語がある。この物語においてクフは主要登場人物の一人として登場している。 クフに言及する歴史的物語の大半は紀元前1千年紀の後半にエジプト人とギリシア人が書いたものである。古代の歴史家マネト、ディオドロス、ヘロドトスは彼の性格を非常に否定的に伝えている。これらの記録によって、クフの人格について影のある否定的なイメージが残されている。 王名 彼は日本語圏では一般的にクフ( KOO-foo、我は守護されている)の名で知られている。この名前は、より正式な形ではクヌム・クフ( KNOOM-koo-foo 我はクヌム神に守護されている)である。文字通り彼の名前は大地の神クヌムに捧げられている。このことは当時のクヌム神の人気と宗教的重要性の増大を示すものであるかもしれない。 古代エジプトの王は時代による変化はあるが、ホルス名、二女神名、誕生名等、複数の王名を使用していた。「クフ」もまた複数の名前を持っていたが、一般的には誕生名である「クフ」の名で知られている。この名前はカルトゥーシュと呼ばれる外枠に囲まれて表記されていた。この時代に導入されたいくつかの王名、宗教的称号は、エジプトの王達が、王名を特定の神に関連づけることで自身の神聖な出自と地位を強調する事を望んでいたことを示す物であろう。クフは自身を創造と成長を司る大地の神クヌムから全権を与えられた者と見なしていたかもしれない。それ故に彼の王名はクヌム神と結びつけられた。