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ジェイムズ・ボールドウィン

ジェイムズ・ボールドウィン(James Baldwin)

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ジェイムズ・ボールドウィン(英語: James Baldwin、本名:ジェイムズ・アーサー・ボールドウィン(英語: James Arthur Baldwin)、1924年8月2日 - 1987年11月30日)はアメリカ合衆国の小説家、著作家、劇作家、詩人、随筆家および公民権運動家である。 ボールドウィンの著作の大半は20世紀半ばのアメリカ合衆国における人種問題と性の問題を扱っており、黒人であり同性愛者であることに関した、アイデンティティへの疑問と探索、社会的・心理的圧力がテーマになっている。代表作に『山にのぼりて告げよ』がある。 ボールドウィンも、リチャード・ライトの流れをくむ怒れる黒人作家だったが、白人による黒人差別の問題に真っ向から挑んだライトとは異なり、黒人を差別する白人を憎むのではなく、むしろ黒人側が憐みの心をもって受け容れてやらなければならないと主張した。 生涯 生い立ちと青年時代 1924年に9人いる子供の長子として生まれた。彼は実の父に会ったことも、父がどういう人であるかを知ることも無かったが、その代わりに継父のデイビッド・ボールドウィンに父の姿を見ていた。デイビッドは工場労働者であり街頭説教師でもあったが、家にあっては大変残酷であったと言われている。継父はボールドウィンが文学を志すことに反対であったが、ボールドウィンは恩師やニューヨーク市長のフィオレロ・ラガーディアからの支援を得た。14歳の時にハーレムの小さなファイアサイド・ペンテコステ教会に入り、後にブロンクスのデウィット・クリントン高校を卒業すると、グリニッジ・ヴィレッジに移住し、文学の修行に勤しむことになった。 ひらめきと友情 ボールドウィンは「私にとって世界で最も偉大な黒人作家」と慕った年上の作家リチャード・ライトから支援を受けることになった。ライトは友人として、ボールドウィンが「ユージーン・F・サクソン記念賞」を受ける手助けをした。ボールドウィンはその随筆集の題に『アメリカの息子のノート』(Notes of a Native Son)としたが、これはライトの小説『アメリカの息子』に掛けたものだった。しかし、ボールドウィンの1949年刊の随筆『みんなの抗議小説』(Everybody's Protest Novel)が、両者の友情を終わらせた。ライトの小説『アメリカの息子』がハリエット・ビーチャー・ストウの『アンクル・トムの小屋』に似て信憑性のある人物や心理的描写に欠けていると主張したからであった。後年の黒人作家ジュリアス・レスターによるインタビューでは、ボールドウィンはライトに対する憧憬は残っているとして「私はリチャードのことを知っているし、愛してもいる。私は彼を攻撃しているのではなく、自分として何かを明らかにしようとしただけだ」と説明した。

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