
ジャコモ・カサノヴァ(Giacomo Casanova)
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ジャコモ・カサノヴァ(Giacomo Casanova、1725年4月2日 - 1798年6月4日)は、ヴェネツィア出身の術策家(aventurier)であり作家。その女性遍歴によって広く知られている。彼の自伝『我が生涯の物語』Histoire de Ma Vie(訳題『カザノヴァ回想録』)によれば、その生涯に1,000人の女性とベッドを共にしたという。 生涯 ジャコモ・カサノヴァは1725年、ヴェネツィアに生まれた。彼の母親は女優ザネッタ・ファルッシ、その夫は俳優ガエタノ・ジュゼッペ・カサノヴァであったため、息子ジャコモは姓「カサノヴァ」を名乗った。しかし、ジャコモの実の父親は、この夫婦がこの時期に所属していたサン・サムエーレ劇場の所有者である貴族、ミケーレ・グリマーニであると考えられている。ジャコモは母ザネッタが産み、成人した5人の子供のうち最も年長だった。弟フランチェスコ(1729年生)はやはり婚外子、弟ジョヴァンニ・バティスタ(1730年生)、妹マリア・マグダレーナ・アントニア・ステッラと弟ガエタノ・アルヴィジオ(ともに1732年生)は、ガエタノを父として生まれている。両親ともその子供達にほとんど関心をもたず、ジャコモは彼らに肉親としての情をもって接することはなかった。後にジャコモも数多くの婚外子をもつことになったが、彼の両親と同様、彼らにほとんど関心を示すことはなかった。 法律上の父ガエタノは1732年に亡くなる前、グリマーニ家に彼の家族の養育義務があることを訴えていた。このおかげでジャコモはパドヴァの寄宿学校に入学し教育を受けることができた。これは当時、中流あるいは上流家庭の子息だけが望みえた境遇である。彼は学生として素晴らしい才を発揮し、教師たちの寵愛を得た。天性の鋭い頭の回転、旺盛な知識欲そして常に探究心をもつ子供であった。彼が異性と接触をもったのもまたこの学校時代だった。初めてのオーガズムは、11歳のとき教師の妹が与えてくれたという。パドヴァ大学では倫理哲学、化学、数学そして法学を学び、16歳にして法学博士号を得た。カサノヴァは薬学にも深い関心を示した。後年彼はその道を極めなかったことを後悔したのだが、それでもアマチュアの薬剤師としては熱心で優秀であった。