
フレデリック・ソディ(Frederick Soddy)
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フレデリック・ソディ(英語: Frederick Soddy, 1877年9月2日 – 1956年9月22日)は、イギリスの化学者である。放射性元素の研究で、アルファ崩壊・ベータ崩壊などを見出した。1921年に原子核崩壊の研究、同位体の理論に関してノーベル化学賞を受賞した。また、後には経済学に関する研究もおこなっている。 1910年王立協会会員 (FRS:Fellow of the Royal Society) になり、1936年にSirの称号を授与された。 月の裏にある小クレーター・ソディと、含ウランケイ酸塩鉱物のソディ石(Soddyite)に命名されている。 経歴と主な業績 イングランドのイーストボーンに生まれる。15歳のとき、将来技師になることを目指してイーストボーン・カレッジに入学した。2年後にユニヴァーシティ・カレッジへ転学し、ここで科学と古典学を学んだ。さらにオックスフォード大学マートンカレッジに入りオドリング教授のもとで有機化学を学んだ。ここでBA (Bachelor of Arts) の学位を取得した。 その頃のオックスフォード大学では古典文学や神学、政治学などが主流で、自然科学は振るわなかった。そこでソディは、たまたまカナダのトロント大学に化学教師の空席があることを知り、その席を得ようと招かれたわけでもないのに一方的に乗り込んだが、その数日前に前任者が復帰していたのでこの無謀な企ては徒労に終わった。あきらめて帰国する途中、たまたま立ち寄ったモントリオールのマギル大学でハリントン教授にカナダに来た事情を話したところ、運よく化学助手に欠員があったので年俸100ポンドで採用されることになった (1900年)。 この大学でソディはアーネスト・ラザフォードと放射性崩壊の研究をおこなった。ソディとラザフォードは放射性元素の特異な性質が、他の元素へと崩壊することによって起きることを明らかにした。この放射性崩壊はアルファ線・ベータ線・ガンマ線を発生させていた。放射性物質が発見された当時、誰にもその原因はわからなかったのである。原子の変化が実際に起きていることを証明するため、ソディとラザフォードは慎重に研究を進める必要があった。この研究結果は1902年に「原子壊変説」(放射性変換説ともいう) として発表された。