Ferrari Luce
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フェラーリ・ルーチェ(Ferrari Luce)は、イタリアの自動車メーカーであるフェラーリの生産する4ドアBEVクーペである。 概要 ルーチェは、2026年5月26日夜(イタリア・現地時間)、ローマに位置する複合施設の「チッタ・デッロ・スポルト(イタリア語版)」にて、BEVの4ドアクーペとして世界初公開された。 右発表以前に、「Elettrica(エレットリカ)」という仮称のもと2025年秋にシャシやコンポーネントが、2026年2月には内装がそれぞれ公開されていた。名称が「ルーチェ」であることもこの内装と同じく発表された。同車の名称の「Luce」はイタリア語で「光」や「照らすこと」を意味している。 フェラーリ社としては、初の量産型BEVモデルであり、プロサングエに続いて4ドアを採用し、5シーターというのも初めてのことである。このルーチェは、同車の掲げるマルチエネルギー戦略の集大成として位置づけられており、それと同時に内燃機関モデルを置き換えるモデルではないともされている。 また、ルーチェのもう一つの特徴として、Appleの元チーフ・デザイン・オフィサーであるジョニー・アイブとマーク・ニューソンが率いるデザイン会社「LoveFrom」がデザインを担当した。 販売は2027年初頭には欧州市場で始まり、順次他の市場で開始される予定である。価格については、2026年5月の公開時点で発表されていないが、およそ55万0000ユーロ、日本円に換算すると1億円であると見込まれている。 デザイン ルーチェのスタイリングは、フェラーリのフラビオ・マンツォーニ率いる自社のスタイリング・センターと前述のとおりアメリカに拠点を置く「LoveFrom」が共同で担当した。工業デザイナーであるジョニー・アイブは初代iPhoneのデザインを手掛けており、マーク・ニューソンも同じくApple出身のデザイナーである。 今までのフェラーリは、通常ならダウンフォースに重きを置くが、フロントにエンジンを搭載しない分自由なプロポーションにすることが可能となり、同車は空力性能と機能性を最重視している。フェラーリ社は、今までのどの市販車よりも低い空気抵抗を実現していると謳っており、Cd値は0.254とされている。この空気抵抗の低減を実現しているのは、空気を逃がすためのフロントドアのストレーキおよびリアフェンダーやシェル上のグラスエリアの他に、フロントの可動式冷却フィンとリアウィングであり、同時に車内空間の確保も行われている。開発時には、プロサングエの2.5倍もの数値流体力学(CFD)計算が行われている。