
コマンド・ヴェルメーリョ(Comando Vermelho)
コマンド・ベルメーリョ, 赤コマンド
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コマンド・ヴェルメーリョは、ブラジルの犯罪組織の一つ。CNNでは、2025年時点でリオデジャネイロ最大のギャングであり、ブラジル内では2番目の規模とされていると報じている。 概要 1970年代にリオデジャネイロ沖のグランデ島に所在する一般囚人と政治犯を収容する刑務所(Instituto Penal Cândido Mendes)内で創設された。当初の目的は、刑務所内の拷問に立ち向かう目的で、刑務所など司法機関との連絡役を担ったProfessorとも呼ばれる William da Silva Lima をリーダーとした。これらの創設経緯は、Lima自身の著書『400x1: Uma história do Comando Vermelho』に記述されている。 1979年に政治犯が釈放されると、脱獄を支援し、麻薬や武器の密売、殺人、誘拐、略奪などを繰り返しながら、貧困街(ファヴェーラ)を中心に勢力を拡大。 ブラジルの2大犯罪組織コマンド・ヴェルメーリョと首都第一コマンド (Primeiro Comando da Capital、PCC)は、休戦協定を結び対立を控えていたが、2019年までに破綻。同年7月29日には、パラ州のアルタミラ刑務所に収容されたPCCと密接な関係をもつ犯罪組織コマンド・クラス・Aの収容者がコマンド・ヴェルメーリョ所属の収容者を襲い52人以上が死亡する事件も起きた。 2025年10月28日、リオデジャネイロ州政府は、リオデジャネイロ内にある貧民街ファヴェーラに所在する26拠点を対象に、約2500人の警察・保安要員に加え、ヘリコプター2機、装甲車32台、特殊戦術車両12台を投入したコマンド・ヴェルメーリョの摘発作戦オペラサォン・コンテンサォン(封じ込め作戦)に着手した。結果として、警察発表では警察官4名を含む121人、ファヴェーラで法的支援を行う弁護士協会(defensoria)発表では民間人128人と警察官4名の132人が死亡したと報じた。 2026年、アメリカ合衆国政府はコマンド・ヴェルメーリョを外国テロ組織に指定した。 脚注 関連項目 ファヴェーラの支配をめぐる武力抗争 ‐ ファヴェーラに常駐する警察組織Unidade de Polícia Pacificadora(略称:UPP)、警察特別作戦部隊(BOPE)などの政府機関と、犯罪組織コマンド・ヴェルメーリョ、Amigos dos Amigos、テルセイロ・コマンド・プーロ、自警団的な犯罪組織ミリシアなどとの抗争。