
アンブローズ・ビアス(Ambrose Bierce)
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この人は?
アンブローズ・グウィネット・ビアス(Ambrose Gwinnett Bierce、1842年6月24日 - 1913年12月26日以降消息不明)は、アメリカ合衆国の軍人、作家、ジャーナリスト、コラムニストである。南北戦争が始まると、ビアスは北軍に志願し、戦場を駆け巡った。除隊後、雑誌の編集者、新聞論説委員、ジャーナリストとして活動し、記事を寄稿し、本を出版した。 アメリカ独立200周年記念管理局は、ビアスによる著書『悪魔の辞典』(The Devil's Dictionary)について、「アメリカ文学における最高傑作の一つ」に選んだ。短編『アウル・クリーク橋での出来事』は、「アメリカ文学においてもっとも著名な作品であり、何度となく選集化されている物語である」と評された。グローリア同好会は、ビアスの著書『Tales of Soldiers and Civilians』(『兵士と民間人の物語』、この著書は『In the Midst of Life』の題名で出版された)について、1900年以前のアメリカで印刷された本の中で、極めて影響力のある100冊のうちの一冊」に選んだ。 多芸多才であり、多作の作家でもあったビアスは、アメリカ合衆国における極めて影響力あるジャーナリストの一人として高く評価されており、写実主義文学の草分け的存在と見做されている。文芸批評家のマイケル・ディルダは、ビアスの書いた恐怖小説について、エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe)やハワード・フィリップス・ラヴクラフト(Howard Phillips Lovecraft)と並ぶ存在である、と位置付けている。文芸評論家のS・T・ヨシ(S.T. Joshi)は、ビアスについて「アメリカが生んだ最も卓越した風刺作家であり、ユウェナリス、ジョナサン・スウィフト(Jonathan Swift)、ヴォルテール(Voltaire)に取って代わる存在となる可能性がある」と考えている。ビアスの書いた戦争文学は、スティーヴン・クレイン(Stephen Crane)やアーネスト・ヘミングウェイ(Ernest Hemingway)にも影響を与えた。ビアスは有力で畏怖される文芸批評家の一人と見做されている。彼が残した詩も重要な作品と考えられており、寓話作家としても敬意を集めつつある。 1913年、ビアスは革命の真っ只中であったメキシコを取材するため、現地へ赴く趣旨を記者団に告げた。1913年12月26日、ビアスは友人に宛てた手紙を残したのち、跡形もなく姿を消し、二度と姿を見せることはなかった。