
アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)
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アレクセイ・アナトリエヴィチ・ナワリヌイ(ロシア語: Алексе́й Анато́льевич Нава́льный、IPA: [ɐlʲɪkˈsʲej ɐnɐˈtolʲjɪvʲɪtɕ nɐˈvalʲnɨj]、1976年6月4日 – 2024年2月16日)は、ロシアの弁護士、反汚職活動家、政権批判派の政治指導者であり、政治犯として収監されていた人物である。2011年に反汚職基金(Фонд борьбы с коррупцией, ФБК・FBK)を設立し、ロシア政府高官らの汚職を告発する調査活動で国際的に知られた。アムネスティ・インターナショナルにより「良心の囚人」として再認定され、2021年には人権擁護活動を理由として欧州議会のサハロフ賞を受賞した。また、米国のイェール大学のワールドフェロー(2010年)であった。 ロシア語読みではアレクセイ・アナトーリエヴィチ・ナヴァーリヌイで、姓はナワルニー、ナバリヌイ、ナヴァリヌィなどとも表記される。 SNSを通じて、ナワリヌイとそのチームはロシアにおける汚職に関する資料を発信し、抗議活動を組織するとともに選挙運動を展開した。2011年のインタビューでは、ロシアの与党「統一ロシア」を「詐欺師と泥棒の党(Партия жуликов и воров)」と表現し、この呼称は広く知られるようになった。ナワリヌイおよび彼が設立した反汚職基金は、政府高官やその関係者による汚職疑惑を扱った調査報告を多数公表している。 2013年および2014年に横領罪で執行猶予付きの有罪判決を受けたが、これらの刑事事件はいずれも政治裁判として政治的動機によるものと広く受け止められ、将来の選挙出馬を阻止する目的があったと指摘されている。2013年の2013年モスクワ市長選挙では得票率27.2%で第2位となったが、2018年ロシア大統領選挙への出馬は認められなかった。 2020年8月、ナワリヌイは神経剤ノビチョクによる毒殺未遂事件で重篤な状態となり入院し、その後ドイツ・ベルリンに医療搬送された。約1か月後に退院し、この毒殺未遂についてウラジーミル・プーチン大統領の関与を主張した。調査では、ロシア連邦保安庁(FSB)の関係者が関与した可能性が指摘された。 2021年1月、ナワリヌイはロシアに帰国したが、ドイツ滞在中に仮釈放条件に違反したとする容疑で直ちに拘束された。これを受け、ロシア各地で大規模な抗議活動が発生した。翌月、執行猶予中であった刑は実刑に切り替えられ、関連組織は「過激派組織」に指定され解体された。