
アブー・バクル(Abu Bakr)
このスターに新着があれば通知でお届け
日別に見る
この人は?
アブー・バクル・アッ=スィッディーク( أبو بكر الصديق、 Abū Bakr al-Ṣiddīq、573年10月27日- 634年8月23日)は、初代正統カリフ(在位632年 - 634年)。預言者ムハンマドの最初期の教友(サハーバ)にしてムスリムのひとりであり、カリフすなわち「アッラーの使徒(ムハンマド)の代理人」( خليفة رسول الله Khalīfat Rasūl Allāh)を名乗った最初の人物である。 人物 アラビア半島西部の都市マッカ(メッカ)に住むアラブ人のクライシュ族に属するタイム家の出身。ムハンマドの親戚でもある。アブー・バクルというクンヤで専ら呼ばれるが、偶像崇拝時代ムスリムになる前もともとの彼の名前はアブドゥル=カアバ عبد الكعبة ‘Abd al-Ka‘ba (カアバの奴隷)であった。ただしイスラムは一神教で、そしてカアバは神様でなくアッラーが定めたムスリム達の団結のシンボルで、イスラームは偶像崇拝を否定していた。そして彼の名前は偶像崇拝を招く意味があったのでイスラムに改宗したときに預言者ムハンマドによってムハンマドの父の名前と同じアブドゥッラー عبد الله ‘Abd Allāh (アッラーの奴隷)に改めたと伝えられている。 「美顔の持ち主」ゆえに「アティーク」 العتيق al-‘Atīq とあだ名され(後世には同じ単語の別の意味から「(地獄の業火から)解放された者」と解釈された)、また、最初期からのムスリムで信仰心篤く、いかなる機会や事態に陥っても信仰を疑わずムハンマドがミーラージュの奇跡を語った時も真実としてこれを信じたため、「非常に誠実な者」すなわちスィッディーク الصدّيق al-Ṣiddīqという尊称(ラカブ)で呼ばれるようになった。スィッディークは能動分詞صادق ṣādiq サーディクの強意語形で常に言行が一致して誠実・嘘を言わず例外なく正直な人物を指すが、アブー・バクルの場合はムハンマドのことを一切疑わず誠実に接して従ったことからついた通称である。